ふつうと違くても生きていく。

双極性障害二型(混合・ラピッドサイクラー)。 冬季うつ。摂食障害。境界性パーソナリティ障害。ADHD。 ある意味わたしのアイデンティティと化してるこいつらは、わたしを悩ませ、振り回し、どん底まで辛くさせてくれた。 でもそうやって追い詰めることで、わたしを助けてくれてもいたわけで。 そんな憎くて時に愛しいこいつらとの、生活中心のいろいろをぬらぬらと綴っていきます。

嫌なやつ。冬季うつ。

冬季うつ(季節性感情障害)について。

 


その名の通り、寒い時期にうつっぽくなる症状。

 

 

 

まず朝がつらくなります。

 


起きれない。

 


落ち込み。

 


ゆううつ。 

 


気力がない。

 

 

 

出勤前がピークです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒さもダメージです。

 


わたしは訪問介護という外回りの仕事をしていました。

 


一日に多いと10件ほどの高齢者のお宅を中心に、

 


身体と生活面の介護をしながら移動を繰り返す仕事です。

 

(うちの会社は自転車移動でした)

 


なので、寒さや暑さ、雨や風など天候の影響をダイレクトに受けます。

 


無論、台風や雪の日も。

 


冬季うつはただでさえ精神的負荷がかかるのに、

 


そのような仕事はとてもストレスになります。

 


(介護が悪いという意味でなく、色んな理由でそんな仕事しか選べなかった)

 


それから、摂食障害にも大きな影響がありました。

 


冬季うつは、食欲も増すのです。

 


(逆に減るパターンもあるようですが)

 


まるで冬眠に入るリスや熊のように。 

 


食欲は増し、活動量が減る。

 


体重は増えがち。

 


そしてうつ症状。

 


悪循環。

 


冬季うつは、摂食障害者にとって最悪の組み合わせだと思っています。

 

 

 

 

 

 

一般に日の光を浴びるとよいとされていますが、

 


(セロトニンの影響だとか)

 


わたしにとっては全く意味のないことでした。

 


なぜなら外回りの仕事だったから。

 


屋内での仕事がメインといえど、

 


移動中や外出介護など、日光を浴び体を動かす機会はたくさんあったわけです。

 


ちなみに早起きして日光を浴びる、朝シャワーをして体を目覚めさせる、バナナを食べる、も効果なかったです。

 


(うつに良いと聞き、一日1本半年食べ続けた)

 

 

 

 


時期としては、11月〜3月の冬季、また6月の梅雨時期も日照時間が減るので症状が出やすいとのこと。

 


わたしの場合、双極の波も食い込むので活動的な事もありますが、

 


年間とおして見るとこの時期は特にうつ症状や摂食障害が強くなっていることから、

 


冬季うつと診断されました。

 

 

 

 


わたしは、冬季うつは体質だと思っています。

 


誰しもこの時期は眠くなったり食欲が増して、動きたくなくなりがちだと思いますが、

 


わたしはそれに加えて気持ちが落ち込みやすい。

 


なのでそれを治すこと(対処療法をする)よりもそういう体質なのだととらえ、

 


うつっぽくならない生活の在り方を模索しています。

 


(すべてに対してそうですが)

 

 

 

 


次回は境界性パーソナリティ障害について。

軽躁エピソードその1。

冬季うつの紹介前にひと息。

 


躁状態で行なってしまった失敗エピソードその①。

 


躁(一型)気味のヘビーなものからライトなものまで。

 

 

 

◎タイ1ヶ月一人旅行。

 


・旅費(貯金+キャッシングローン)+旅行中の給料入らず(しかし税金などは引かれる)、旅行後の生活破綻。しかも浪費する。

 


→借金50〜70万

 


・その後、鬱期に入り摂食障害(過食嘔吐)悪化し食費増加。症状を抑えるべくホメオパシー療法(これ以前にも何度か試していた)で治療費かかる。効果は微妙。

 


→20万

 


※2、3ヶ月間で計70〜90万近くの借金を背負う。

  家族・友人等、人には借りていません。

  (彼氏にはちょこっと借りましたけど)

 

 

 

 


◎マンション騒動。

 


・賃貸に住むよりマンションを買った方がよいと思い立ち、ネットで調べたり見学などに行く。(借金+浪費癖+症状もあって生活やっとなのに)

 


→彼氏の説得で未遂に終わる。

 

 

 

◎バンド騒動

 


・バンドやりたいと騒ぎ始める。社会人サークルの見学などに行き、これが本当にやりたかったことだと思い込む。

 


→翌月には冷める。

 

 

 

◎Wワーク騒動

 


・その頃勤めていた正社員での仕事のほか、ガールズバー店員を掛け持ちでしようと思い立つ。

 


→彼氏の希望と友人の助言でやめる。

 

 

 

 

 

 

以上、軽躁エピソード第一段でした。

 

 

 

このような行動をとる場合、周りの人々を心配させ騒がせてしまいますが、

 


個性ととらえ、面白がってくれてもいたようです。

 


◯◯ちゃんらしいね!と。

 


ただ、一部の人以外には精神障害であることを打ち明けておらず、

 


鬱期や摂食障害など負の自分は見せないようにしていたために、

 


(いずれ書きますがいろいろと隠しやすい環境であった)

 


飽きっぽく思いつきで行動しやすい楽天的な人、という見方をしていてくれたのかもしれません。

 

 

 

 


反対に彼氏にはとても心労をかけてしまっていましたが…。

 

 

 

ハゲないか心配です。

 

 

メインメンバーその2。摂食障害。

愉快な仲間たちその2です。

 

摂食障害

 

これには本当に悩まされました。

 
 
食事だけでなく、
 
時間、行動、経済、人付き合い、仕事。
 
生活のあらゆることを阻害します。
 
歯もやや溶けてます。
 
これも双極ばりに厄介な子です。
 
でも、今思うとわたしを助けてくれていたように感じます。
 
 
 
症状が出るのはストレスのあらわれであり、
 
自己防衛反応として逃げ道となる上、
 
自身が本来求めているものを知るサインにもなるからです。
 
 
ただ、症状に支配され日常を平穏に送れないことへの焦りと恐怖、
 
そして経済面も圧迫してゆくことから、
 
自身と向き合ってニーズを探ることよりも、
 
いかに抑えつけるかという事にばかり気を取られていました。
 
 
 
はじめに摂食障害について、今回もさらっとご紹介です。

 

 

これは主に食事に異常をきたす疾患です。

 

 

症状は多岐に渡り、

 

拒食、過食(むちゃ食い)、過食嘔吐、偏食などといった食事への弊害。

 

食に支配される(依存)、太ることへの恐怖、抑うつなど、思考への弊害。

 

主な原因としては、自尊心が低いことと、精神的ストレスのようです。

 

 

わたしは主に過食嘔吐とお付き合いしていました。

 

(上に述べた思考への弊害も)

 

ある時期とない時期はあるものの、十数年間。

 

治療(対策)はたくさんやりました。

 

(摂食障害に限ったことではありませんが)

 

でも、寛解している今も続けているものはひとつもありません。

 

いつのまにか症状が消え、そしてダイエットもしていないのにゆるゆると痩せていきました。

 

(わたしの場合、ほかの精神障害もあるのでその兼ね合いでたまたま落ち着いているだけかもしれませんが)

 

 

 

詳しくは、経緯や試してきたことなども含め、追々書いていこうと思います。

 

 

 

次回は冬季うつについて。

 

冬季うつ。大嫌いです。

メインメンバー、双極性障害。

まずは愉快な仲間たち(疾患)の紹介からしていこうと思います。


はじめに双極性障害について。


これについては(というか疾患に関してはすべてそうですが)ネットにごろごろ落ちてますのでさらっとだけ。


カンタンにいいますと、躁状態である元気でアクティブな時期と、


反対にうつっぽく気力のわかない時期である鬱状態を、


波のように繰り返す脳の病気のようです。


そしてこれらの波は自身でコントロールする事はとても困難です。


特に躁状態は厄介で、自分が躁状態であるとほぼ自覚できません。


(衝動的な行動をとりがちで後々首をしめる結果になりやすい)


(うつ状態は気力もなく落ち込んでいるのに躁状態の後片付けに追われる印象)


またこのどちらの特徴を合わせもった状態を、混合状態と呼ぶようです。


わたしはこの混合状態が多いようで、今どちらの状態なのか判断に困ることがよくあります。


症状の強さにより一型と二型に分かれており、一般的に入院が必要なレベルと判断される方は一型となります。


このうち、わたしは社会生活をなんとか営める程度だったので二型と診断されました。


次に治療についてですが、この疾患(精神障害)は完治はないとされています。


なので一般的には気分安定薬を使っての対処療法となります。


ちなみにわたしはバルプロ酸徐放錠をのんでいます。


毎日決まった時間に飲み、気分の波を安定させ、問題となる症状(行動)が出ないようにしていきます。


血圧コントロールならぬ、躁うつコントロールです。


そしてこれを一生続けていくわけです。完治はしないので。


なので目指すのは、寛解です。


衝動的な行動で自身や周りの人たちに迷惑をかけず、落ち込み過ぎずに安定した社会生活を営み続ける。


薬以外での療法もあるようですが、知識不足と、今まで行ってきた方法(のちほど書きます)があまり手応えなかったため、


現在は投薬をメインとしています。


次回は、双極性障害に対して行ってきた方法のご紹介か、次のメンバー(疾患)紹介をしたいと思います。